古材販売
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古材販売を行うにあたっての背景を考える
当社は2005年より古材販売を開始しました。
1856年より初代小畑嘉兵衛が木材業を創業し現在まで5代に渡り木にこだわって事業を続けてまいりました。
私達が古材事業を営む京都の街は寺社仏閣が多いことから、米軍の配慮により戦中の戦火を免れ戦後70年経った現在も良質な京町家や古民家がたくさん残されています。
その一方、東京を含む都市圏は激しい焼け野原となり住宅を含む大切な建築物のすべてを失ったことは周知のことと思います。
京都は「千年の都」と呼ばれ古くから「古いものを大切にしながらも新しいことに挑戦する。」という文化気質がある街です。
それは本質を見極め本物を愛し、伝統と歴史に感謝の気持ちを持ちながらチャレンジしてゆくという気質を持っています。
その証拠に京都では、京セラ・ワコール・任天堂・オムロン・島津製作所など多くの大手となったベンチャー企業を創出しているのです。
当社は古材販売を通じて古材を単に古民家再生に使うのではなく、ビルインのカフェやレストランやゲストハウスなどイノーベ-ションの発想での使い方の提案を行っています。
それは単にアンティークやヴィンテージ的な考えに留まらず、永い間使い込んできたその木材が持つ「木の魅力」「伝統の記憶」「京都の記憶」をたくさんの皆様とその価値を分かち合いたいと思います。
例えば京都で永く栄えた織物などの商家などで使われていた建物にはその「イズム」があり古材に魂が宿っていると考えます。
それは決して一過性ではなく、店舗も永きに渡って多くのお客様に賑わい繁盛すること。
京都・古材市場は木材商として木と人、そして商いする人の永続と発展に寄与することがミッションです。
現在、成熟の時代を迎えたニッポンに必要な考え方や価値を「古材」が静かに教えてくれている気がしてなりません。
先達が築いてきた「過去」があって「現在」がありそして目指す明るい「未来」を想う。
無垢フローリングサイトの「京都・木想商家」と「京都・古材市場」は、木材販売と古材販売を通じてその様な歴史から連続する脈略と受け継ぎながら繋いでゆく価値を皆様と共有したいと思っています。
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